【税務Q&A】贈与税の改正があると聞きましたが、どのように変わるのでしょうか?

Last Updated on 2021年12月16日

贈与税

贈与税の改正があるため早めに生前贈与をした方がいいと聞きましたが、本当ですか?
どのような改正内容なのでしょうか?

令和3年の税制改正大綱において、相続税と贈与税を一体的に捉えて課税するため、現行の相続税・贈与税の制度を見直すとの考えが示されました。
現時点では具体的にどのような改正がなされるかは分かっていませんが、現在行われている生前贈与による節税が難しくなることは確かです。
令和4年での改正は見送られましたが、早ければ令和5年の改正となりますので、令和5年3月末までに計画的に贈与を行って頂ければと思います。

解説

現在相続税対策の一つとして行われている生前贈与は、相続税を節税する上で手軽にできるものであり、贈与する期間が長ければ長いほど、その節税効果は高くなります。

(出典:税制調査会説明資料

しかし、この生前贈与が近い将来節税に利用できなくなる、ということで、今後どのように節税対策を行っていこうかと正直頭を抱えてしまいます。

現時点では詳しいことは何も決まっていないため、具体的な改正内容をお伝えすることができませんが、相続時精算課税制度への一本化、もしくは過去10年超の生前贈与が相続財産に加算される、など、長期間の生前贈与が相続税の課税対象となることでしょう。

また、現在贈与税の様々な非課税制度がありますが、これらも併せて見直されることになるかと思います。

制度が変わってしまったら生前贈与は節税効果がなくなりますので、将来相続税が発生する方で今後贈与を検討している、という方は、今後ではなく、今のうちに贈与を行って下さい!